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ゆうじゅ yuju

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by yuko
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草雨文舎 第1回 「おとなも こどもも お はなしかい」

友人の稲尾教彦さん(以後 のりへいさん)と初めて出会ったのは 13年ほど前。
奈良県の桜井に住んでおられた頃、私もお菓子をつくっている20代で
のりへいさんもお菓子をつくっていこうとされているようなことお話しながら
「言葉」についてもお話とか、のりへいさんが書いた童話を送ってくださったり
お菓子屋さんの名前が「美呆」(たしか、美しいと阿呆の呆だとおっしゃってた)になるとお手紙に書いてあったこと思い出します。

でも実は 奥様のいっちゃんとは のりへいさんよりも先にお目にかかっていて
当時、雰囲気が好きなだけのちゃらんぽらん「赤目自然農塾生」だったわたしは
同じ時期に農塾生だった畑の中でも、すらりと髪が長く、
ひときわ美しかったいっちゃんを遠いところから
眺めて、お話することもなく
そのかたが のちにのりへいさんと結婚されて、
まさか北海道でこうやって家族ぐるみで
いろんな話をするようになるとは思いもしませんでした。

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そして そののちに長崎に戻られたのりへいさんと、また大阪の「言語造形」のクラスで
一緒に学ぶようになるとはほんとに人との出会いは面白いものです。

個人的なことになりましたが。

今回、そののりへいさんが 新しく「草雨文舎」として言語造形のアトリエをかまえ
そのアトリエでの初めてのおはなし会でした。

こどもたちがほんとにたくさん。
おとなも わたしが北海道をここ数年毎年訪ねるようになって
一年一年 ここでいい出会いに恵まれて
子供のことも含めていろんな話をして 
そんなここ数年の出会いと 初めましての方と
全部が重なったような お天気までもが あたたかな日差しの会となりました。

小さい子連れの旅の途中のおはなし会は
普段と違って 何が起こるかわからない
最後までお話できるかさえ分からないし
未熟な私は つい意識も取られてしまう…かも などなど
でも それもひっくるめてやりましょうと言ってもらいほんとに
にぎやかで 心温まるおはなし会でした。
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私は、名張の昔話「お風呂に入るお地蔵さん」
    工藤直子「あいたくて」「こどものころにみた空は」
    長田弘 「アメージングツリー」

のりへいさんの語られた

10年20年なにも起こらないのに、ふちの欠けたすり鉢を集め続けた爺さま

このお話に何を感じて思いを寄せるのか

お話を語ることは そこを深めていくことではないかと思っています。
だから、そのときそのときの等身大の自分が
語りながら 自分自身にふりかえってはっとしたり
そういう時間を経て 聴いてもらうときに何かが伝わればと




生きてる時間はやっぱり限られていて
そのなかで 人との出会いがあって 
人との出会いはぐるりぐるり
離れたりまた出会ったり
いろんな時をはらみながら

こどもたちの未来にまたつながっているんだろうなと思います。

稲尾家のみなさま
お世話になりました。
来てくださったこどもたちもおとなのみなさんも
ありがとうございました。
出会いは一期一会ですが
会えてよかった
それにつきます。
きっとまた次回もあります。
そのときまでおげんきで

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「こどものころに みた空は」工藤直子
ひとはみな
みえないポケットに
    こどものころに みた 空の ひとひらを
    ハンカチのように おりたたんで
    入れているんじゃなかろうか

    そして 
  あおむいて あくびして
    目が ぱちくりしたときやなんかに
    はらりと ハンカチが ひろがり
    そこから 
    あの日の風や ひかりが
    こぼれてくるんじゃなかろうか

     「こどものじかん」というのは
    「人間」のじかんを
はるかに 超えて ひろがっているようにおもう
生まれるまえからあって
死んだあとまで つづいているようにおもう 




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by yuju30 | 2018-06-19 07:05 | Comments(0)