なつやすみ

旅先での出会いは
過ごす時間の長さだけではなく
かわす言葉の 
ひとつひとつ 
忘れてしまうものもあれば
何度も思い出して 忘れないたからものになることがあります。

子供のころの 宝物は
言葉 だけではない
その時の景色やにおいや 
言葉にならない宝物 かもしれません

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おとなが夢中で勉強している
そんなことに見向きもせずに

大切な時間を 
旅先で過ごしていることもたちが
とてもまぶしい夏でした。

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そして 
その再会がどれだけ特別なことか。

うれしいと飛び上がることもなく
夢中で走っていく背中が 
心いっぱい なのかな

そんなこどもたちの背中に
おとなも 心いっぱいになってることを

こどもたちは しらない なのかな
それでよしです。

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おおきなふね



星の流れる空のした
わたしたちは
おおきな時間のなかに浮かぶ
おおきなひとつのふねのうえ

願いをかなえる流れ星

さんすうのこと
いきること

おとなの願い
こどもの願い



こどもたちは
しっているのか いないのか

わたしたちが
受けては 手渡す
時間の中にあることを

見上げると
つかみきれない空があり
大地の下に 無数のいのちの種がある


こどもたちよ
しっているのか いないのか

わたしたちが
つづいて つづく
道を歩いていることを

木々は無言でそばに寄り添い
風はやさしく通り抜ける

こどもたちよ
しっているのかいないのか

いのちがある

おおきな青い空のしたに







南ゆうこ
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# by yuju30 | 2016-08-22 23:22 | Comments(0)

夏 こどもたち

f0072357_1274829.jpg夏は旅。

結婚してもそれは変わらず お菓子の仕事を夏休みにして

ひとりで1カ月は行ってまいりますと
地球儀を回していたわたしが

ある年 急にお母さんになって

どうしてお母さんは旅ができないのかがわかりませんでした。
わからないことは 頭で考えても やっぱりわからないので
やってみないとわからないわたしは からだを動かすことにしました。

陸が1歳になる誕生日の前に
まずは 妹のいるオーストラリアに0歳パスポートを持って、
ふたりで行くことにしました。

次の年 1歳の夏 石垣島に行ってみました。
石垣島についたとたん 彼は熱を出しました。
海の日でした。 小さい体に熱がこもった様子で
クーラーのきいた 民宿で静かに過ごし 散歩をしました。

2歳の夏 そうだ彼は男の子。
いままで テント旅をしたことのなかった私は
ふたりテント旅をしてみることにしました。
いざ屋久島へ。 
リュック背負って 手をつないで 
陸はテントを抱いてはいるものの 長いので引きずる

車も持たず いざ屋久島へ。
ちいさい彼との屋久島は 山にも登れず 
バスに乗って 一周して。
雨の多い屋久島で ガジュマルの木の下で1日だけ テントで眠ることができた。
ガジュマルの木の下は 不思議なくらい守られたような気持ちがしました。

3歳 テントを積んで いざ北の国 北海道
車にテント 長靴 虫取り網に コンロに寝袋
たくさん積んで 港に向かう。 
沖縄民謡聴きながら 楽しい気分満載で いざ北の国北海道。
知床でクジラを見たい(わたしが)と苫小牧から 距離を伸ばすも
まだ3歳との二人旅。 長時間の車内は飽きる 疲れる。
しりとりにも限界がある。 
北海道の広さを目の当たりにする。
いくつかの湖のそばでテントを張って ザリガニを釣る。

4歳 もういちど いざ北の国 北海道
やっぱり 沖縄民謡聴きながら テントに寝袋 長靴 コンロ
日高 摩周湖 進みながら 
道の駅でテントを張り 
陸別駅の芝生の上にテントを張り 少ないけれど通勤の人のバスが着くのをそっと見ながら
もしかするとこれは野宿なのかな と思う。
昆布漁を見て 知床までは 届かなくてもたのしいことにかわりはなし
ようやく 北海道の広さが想像以上だということに気が付く

5歳 三重から和歌山 山から海へ
テントに荷物を積み込んでゆく
陸の 「旅したなあ」 という言葉を聞いて
旅は 距離の遠さだけではないのかと知る。


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20代の約10年間 わたしはずっとひとりでした
本を読んで 手紙を書いて 景色を見て 人を眺めて
ときには人と会話をして ほとんど自分と会話をして
ずっとそんな旅でした

こどもを連れて
こどもとどうやって旅をするのかわかりませんでした

去年の夏 こどもがふたりになりました。
赤ちゃん連れて旅はできないなと思いました。
陸とも旅はできないなと思いました。

でも なぜだか もうひとりでしていたような旅は
したいと思わなくなりました。
手紙をたくさん書けなくても 本をずっと読めなくても
トランプしたり 景色を見たり 時にもめたりしたとしても
目の前の 家族を見てるのもいいなと思いました。

9歳の子
今年の夏
北海道で数日を過ごしました。
わたしとの旅ではなく
おかあさんは朗読と詩作を勉強しているらしいが
そんなことは 興味なし。
ぼくは ぼくの友達とあそぶ

食事の時間以外ほとんど姿を見ることもないほど
基地にでかけ そのほかは何に夢中になっていたのかもわからない

でも そこで拾った鹿の角と 遊んだ木の杖を
大事に持って帰ってきた
きっと 今年の夏はとても大切な時間だったのだろうなと思っています。

ちいさかった子 こうやって 大きくなっていくんだなと
手を離して 自分で歩いてゆくんだなと思いました。

むっちゃんが起きてきました
彼女とのちいさいこども時間はどんなふうになるのかな

おかあさん という人は
生まれた時からおかあさんではないので
わからないこと
たくさんですが

おかあさん
悪くないなと思います。

ありがとうです

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# by yuju30 | 2016-08-19 01:59 | Comments(1)

舟を漕ぐ

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秋の朗読会 「舟を漕ぐ」 
2016年9月11日(日)
open 13:30 / start 14:00 (約1時間)
ところ テイースペース茶楽  
     滋賀県近江八幡市佐久間町17-1
     通常の営業はありませんが、
     ケーキとお飲み物はお召し上がりいただけます。

おひとり  1500円(当日1700円) 小学生以上
     お席に限りがありますのでご予約をお願いします。


ご予約 お問合せ
 0748-47-7980(茶楽) 日.月.祝 休み
 yuju30@hotmail.com

 件名を「9/11」朗読会とし、1.お名前2.人数3.ご連絡先をご記入の上送信ください。
 携帯で受信される方は、PCメールが拒否設定されていないかご確認ください。






滋賀の茶楽さんにて。 
どんな時間になるのかとても楽しみです。
どうぞお越しください。

南ゆうこ
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# by yuju30 | 2016-08-04 12:58 | 朗読 言語造形 | Comments(0)

2017年 ではない。

月便りの発送を準備しながら 
ふと 書いたものに目をとめました。
2017年 7月の終わり。
ではない。
今は 2016年。
書くときに ふとどっちだっけな と一瞬止まったのだけど
17年だったかな とさらり滑らせてしまいました。

そう 2017年ではない。
ですね。
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# by yuju30 | 2016-08-03 00:27 | Comments(0)

お星さまとこおりの1日

8月9日(火) 奈良県立図書情報館にて涼やかな 
お星さまとこおりの1日」というイベントがあります。
「七夕に聴く 日本のおはなし」の時間を予定しておりましたが
諸事情により参加できなくなりました。
楽しみにしてくださっていた方には申し訳ありません。

とても楽しい1日になりそうですね。

暑い毎日 涼やかなお出かけに、どうぞ足をお運びください。
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# by yuju30 | 2016-07-25 22:17 | Comments(0)

手紙ごと

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k-shipさんにて 「手紙ごと」というイベントが始まっています。
レターセットで 参加させてもらっています。
手紙 
1年が終わると 毎年箱にいっぱいになります。
ありがたいことです。


手紙は残る。

声は 残らないんだな。
それもいいなと 思ってます。

蒸し暑い季節です。
どうぞ 体調に気を付けてお過ごしください
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# by yuju30 | 2016-07-08 15:49 | Comments(0)

たなばた

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今朝は5年生の教室へ 
朝読み
7月7日 
七夕のおはなしは 中国からやってきたと言われているようですね

たくさんある七夕の絵本の中で 
たくさんは知りませんが

この絵本の 絵とお話が好きです。

5年生
とっくに知ってるから興味ない…となるかと思いきや
聴いてくれてるような気がしました。

いつも読み終わった後 授業が始まりそうな気がして
余韻なく ありがとうございました~と教室を出てしまうのですが
今度は深呼吸してから教室を出てみようと思います。
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# by yuju30 | 2016-07-07 22:36 | Comments(2)

夏至のあと 「珈琲と朗読」

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昨日は一枚も写真を撮りませんでした。
あとでブログやFBに載せるために写真を撮る。 
準備のためにたくさんのメールのやり取りをする。
たくさんの方に来てもらえるように いろんな方にお知らせを送る。
そういったことを今回はあまりしませんでした。


朗読をする そのことの準備と 
その場をわたしも楽しむ
あとは なにかしら行こうと思ってくださる方のタイミングが合ったら
訪ねてくれることを信じてみようと
思っていたのか 忘れていただけなのか

それでも 当日の朝にも ご連絡いただき
そば、けいたさんの空間に 多すぎず少なすぎず。
調度いい人数


来てくださった方みなさまに
ありがとうございました。

ひよこ珈琲さん
そば、けいたさん

ありがとうございました。

その場所に足を運んで
その場所にいて 
その場にいることでしか 感じられないことっていうものがあるのだと思います。

朗読は 練習を重ねるなかで変わっていくこともあるだろうし 
うまくいかない日や
年齢とともに変わっていくこともあるだろうとおもいながら
それでも まるっとそのまんま 続けていこうと思いました。

草刈りの音のする あの時間に
健やかに 呼吸をご一緒した 
そんな時間でした。

前日に 手描きで書いたささやかなプログラムの下に
少しだけ感想を寄せてもらえたらと 切り取り線でスペースを作りました。
思いのほか 皆さんたくさん書いてくださって あとで何度も繰り返し読ませていただきました。

うれしかったです。

何もなかったようにして
夕飯の買い物をして
息子とおならの話でわーわー遊んで寝ました。
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# by yuju30 | 2016-06-23 11:10 | Comments(0)

珈琲と朗読

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6月22日水曜日 
夏至の翌日。 「珈琲と朗読」の日です。

湿度の高さに 圧されて体も重く感じる近頃です。
夏至 太陽の中心が夏至点を通過して、一年が折り返されてゆく日ですね。
「夏至」 あの映画も好きでした。

それはさておき
来週は朗読会があります。

雨にまつわる詩や 眠たくなるような言葉
重たいものが吹き飛びそうな言葉
想像は膨らみますが

できることって そんなにたくさんはないようです。

今 声に出せる言葉を大切にして
取り組みたいなと 
ある日は 娘と積み木を前に座らせて
ある日は 娘にご飯食べさせながら片手にスプーン。片手に本。 
そんな感じで とても地味に日々の中で 声を出しています。

八尾から ひよこ珈琲さん
そして お休みの日に場所をあけてくださる そば、けいたさん。
ありがとうございます。

そして 久しぶりに珈琲ロールを焼きます。
朗読をするようになって 
お菓子を焼くことがまた今までと違う方向からゆったりと
見れるようになってきそうな気がして素直にうれしいです。


雨が降るでしょうか。晴れるでしょうか。

梅雨の日の午前中。

お会いできることを楽しみにしています。


詳細 :::
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# by yuju30 | 2016-06-17 09:11 | Comments(0)

大きな木の下で

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森の集いの前日
大雨が降りました
ない 
そう思いました。
でも ありました。 雨降ってるけど行きました。

着いたら 少しづつ止んできました。

大きな木の下に行って 木を見上げると
滴が ずーっと上のほうから落ちてくるのが見えました
なかなか ここまで届かない

上のほうから こんなに長い時間かけて落ちてくるんだと
一緒に見ていました。

鹿がすぐそばまで来て 静かに草を食んでいました

意味など探しようもないこの時間 
目に見えない 
そこにあるもの
忙しさの中では見つけられないかもしれない 
大切なこと

大切にしたいとおもいました
言葉をうたいたいなと おもいました

子供たちと 木肌の苔に触れました
鹿みたい

土に近づくほど 苔は濡れていました。
樹の肌は がさがさして 
いろんな虫がいて
何年生きてるんだろう

本との出会い 人との出会い
言葉と 樹と

うまく言葉になりませんが
たっぷりとおおきな時間でした。

大切にしたいことを 大切だと言うこと
結構勇気がいりますけれど
こんな時間を ふやしてゆきたいと思います。

参加してくださった方
ありがとうございました。


今回 これだけは読もうと最初に決めていた詩
こども も おとなも おじいちゃんもおばあちゃんも みんな。







「こころのなかに見える景色」 工藤直子






なぜかいつも大きな樹なのだが

大きな樹は まっさきにあらわれるのだが

その根もとにはいつも こどもがおり

こどもは 樹が生んだいのちのように 根もとにおり

なんだかいつも わあわあ泣いており

孤独と鼻みずを あとからあとから流し

あのこどもは わたしのようであり

あなたのようであり それにしても

あのでかい泣き声は これはまあいったい

なんたることであるかと

世界じゅうが

あきれてみているのである


空にぶらさがる雲

ゆれる葉のうらの銀いろ

鳥の ひろげた羽のギザギザ

しぶきになって飛びちる匂い…

それらが一瞬はりついて 一枚の絵となり

その絵のなかで こどもが

こどもの口だけが

まるくひらいて わあわあ泣くのである

こどものあの まんまるな口のかたちは もしかして

地球の芯をつらぬく 一本のパイプではあるまいか

そう思えるほど わあ わあ わあ わあ

泣き声は 太古から未来にむけて流れていくのである
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# by yuju30 | 2016-06-07 11:45 | Comments(0)